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2009/03/28 (Sat)
映画の話を。

先日「おくりびと」を劇場で観ました。
本木雅弘の美しさは凄い。

「結婚式はどこも同じで、お葬式はみんな違う」という言葉を前に聞いたことがあるんだけど、願うことはみんな一緒で、思うこともみんな一緒で、
それを形にしてみせることのできる仕事、でした。
最初の仕事の、おばあちゃんが孤独に亡くなる場面はあまりにかわいそうだった。部屋の散らかり方とか家族の遠巻き具合とか。
人が人を思う心がきちんと伝わってくる映画ですごくよかった。テーマは重いかもしれないけど、観ていて安心できる映画です。
DVDにもなっているので是非。

その後「P.S. アイラブユー」を観ました。思いがけずまた亡くなる話だった。
部屋に残像が出てくるシーンが優しくて、切なかった。
でも実際死んだ主人から手紙が来たらいつまでも想ってしまいそうだ。忘れないでいてほしいのか忘れてほしいのか判然としませんが、そういう個人的な感覚は置いておいて、ロマンチックな話ではあった。
最後にダニエルと友達で終わるところが一番よかった。ダニエル好きだー

今日は夜「アヒルと鴨のコインロッカー」を観た。
原作は読んでいてどう映画で表現するのか楽しみだった。瑛太ならいけるか。笑
伊坂さんの小説は正義というひとつの柱があるから、犯罪まがいな描写でもすんなり共感できるんだと思う。といっても端々では正義は逸脱されてたりするけど。
思ったより仙台の中心部の映像は少なかったねー。。残念。
犯人を殺すのに失敗したんではなくて、もうあれで終わりにしよう、ということなんだと思う。鳥葬は殺し方ではなくて葬り方だし。
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